世界最高級のコーヒー豆4つ

コーヒー豆の選択は、個人の好みが最も重要な基準となりますので、ここでは世界で最高のアラビカ種のコーヒー豆を順不同で国別にご紹介します。

例えば、ケニアコーヒーの持つ、モルトのような甘味と香ばしい酸味のほうが、コロンビアコーヒーの典型的なバランスよりも好きだという人は多いでしょう。しかし、他の人はそうではないかもしれません。そこで、主観的な側面も否めませんが、ここでは評価の高い各コーヒーのすべての特徴を考慮した上で、最も人気のコーヒーを見ていきたいと思います。

自分にとっての最高においしいコーヒーは、自分で見つけるしかありません。そして、コーヒーの原産を隠す特定のブランドに固執してしまうのは良い考えとはいえません。以下にて、世界各地の最高のコーヒーをセレクトしてみました。

1) タンザニア産ピーバリーコーヒー

タンザニア産のピーバリーコーヒー豆は、ミディアムボディでフルーティーな素晴らしい酸味を持つ、明るいアラビカ種のコーヒーで、メルー山とキリマンジャロで栽培されています。黒スグリの特徴がまろやかにカカオに溶け込み、コーヒーの甘い余韻へとつながる、強く深みのある香りを持っています。

ローストはミディアムがおすすめ

ミディアムローストからは、パイナップル、レモン、ココナッツのアンダートンを伴いながら、香ばしく豊かな香りが立ち上ります。繊細な味で、ワインのような倍音があり、シルクのような質感が時折、舌に広がります。

2) ハワイ産コナコーヒー

最高級ハワイ産コナコーヒー豆は、ハワイ島のマウナロア火山とフアラライ火山の標高約2000フィートの緑豊かな斜面で栽培されています。コナコーヒーは豊かでありながら、軽やかで繊細な風味と、複雑な香りが特徴です。農園ごとに独自のラベルで、いくぶん異なるコーヒーを生産していますが、ブレンドはしない方が無難でしょう。

ローストはミディアムがおすすめ

ミディアムボディのコーヒーは、すっきりとした味わいで、爽やかで陽気な酸味がある、バランスの取れたコーヒーです。

3) ニカラグア産コーヒー

今年初めてセレクトしてみたニカラグアですが、実は、評判の高いコーヒーを何種類も生産しています。チョコレート(ほぼカカオのようなダークチョコレート)とフルーツ(りんご、ベリーなど)は、このトップレートの中米諸国からの最高級コーヒーに共通する風味です。

ローストはダークがおすすめ

ダークローストにより、チョコレートとストロベリーの風味が引き立ちます。

4) スマトラ島産マンデリンコーヒー

スマトラ島産のマンデリンコーヒー豆は、しっかりとしたボディで酸味が少ない滑らかな風味を持つコーヒーとして知られています。また、ハーブを思わせる、大地の風味と豊かな香りと甘味も特徴です。ちなみに、スマトラ島北部中央部にある、リントン地区のトバ湖のそばで生産されているそうです。

ローストはダークがおすすめ

ダークローストで起こるカラメル化により、草のような濃厚な風味のバランスが良くなります。スマトラ島産コーヒーの特徴は、フルボディで酸味が少ないことです。